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【4世代乱数調整】分ズレの計算と調整

こんばんは。
最近はRS電池あり乱数をしたり、4世代固定シンボルをぼちぼち回収したりしています。

そんな中、ディアルガの固定乱数をしている時に結構な分ズレ、秒ズレが発生しているseedがあったため丁度良いのでこれを例に調整方法について文章を残しておきたいと思います。

奇数ズレとはまた違う、「分ズレ」。ネット上の当時の情報を参照しても、それを中心にした情報はなかなか見当たらないと感じていたため今回記事にしました。

前提~目標seed

今回狙っていたseedです。
シンクロ輸送が面倒だったので楽でよさげなやつがないかなと探していました。
もっと楽そうなやつもあったんだけど、そっちは6VでA個体値までVなのでパス。なんとなくね。

性格 = ひかえめ
性格値:ccad28e9
個体値:31-12-31-31-31-31
特性:2
めざパ:龍68
初期seed:d51510dd
seed消費数:17
月×日+分+秒:213 or 469
時:21
フレーム+年-2000:4317

重要なのは初期seed:d51510dd

起動時間計算

4genSearch内の時刻計算ツールを使わせてもらいます。
以前まではごんぜっとさんの計算ツールを使っていましたがPtにおいてタイマー入力フレームが上手く表示できないバグがあったため、最近はこっちを使っています。
見やすいし機能性高いしね。

初期seed:D51510DD
空白時間:250F

2007年10月18日21時1分15秒起動
↓4560F後(76秒後)
2007年10月18日21時2分31秒続きから

以上!(`・ω・´)

ではこれの通りに起動してみる。

ズレの発生

言われた通りの時刻で起動。
タイマーの4560F経過で続きからを選択。
コイントスを投げてみる。

...全然結果が違う。

PHSのseed調整タブ(黄色タブ)で前後30と広めに検索しても一致するコインの並びは出てこない。

...ので、とりあえず消費0で捕獲してみる。

出た個体は

ディアルガ

なまいき
231-184-190-226-172-122

とりあえずこれをPHSの青タブに入力してみます。

「~後の乱数まで検索」はデフォのまんまでいいです、とりあえず。
「~Fで出てくるポケモンを表示」は起動時のフレームがその範囲の中に納まるように下限と上限を設定する。余裕持って適当に設定するようでいいと思います。
今回は4560Fで起動しているので450(デフォ)~6000Fで検索。

個性はメモ忘れてました、、わかるなら入れたほうがいいです。

f:id:amuma5:20200705025059j:plain
青タブ

さて、これで検索してみると画像の通り一件検索結果が出てきました。
場合によっては複数件出ることがあります。

この結果をよく見てみると、初期seedの値がd01510dcとなっていることが分かります。

目的の初期seedはd51510dd。なんだか似てますよね。

ここから、出てきてしまった初期seedと目標とする初期seedのズレを調整していきます。

ズレ調整

事前知識として、4世代の初期seedの見方について。とても分かりやすいのでリンクを貼らせて頂きました。

pokebring.blog50.fc2.com

この記事を参照すると、

最初の2文字『dd』は1番を表す。10進数に直すと『221』。
次の2文字『04』は2番を表す。10進数に直すと『4』。
後の4文字は3番を表す。10進数に直すと『644』。

とある。
PHSの検索結果に出てきていた、時間計算に使う色々は初期seedを分解して算出していた値だったというわけだ。


これに従って考えると

目標seed「d51510dd」について

最初の2文字「d5」は10進数に直すと「213」、「月×日+分+秒」の値
次の2文字「15」は10進数に直すと「21」、「時」の値。
後の4文字「10dd」は10進数に直すと「4317」、フレーム+年-2000の値。


一方で実際に出てきた初期seedについて考えると

出現seed「d01510dc」について

最初の2文字「d0」は10進数に直すと「208」、「月×日+分+秒」の値
次の2文字「15」は10進数に直すと「21」、「時」の値。
後の4文字「10dc」は10進数に直すと「4316」、フレーム+年-2000の値。

ここから分かるように、必要な調整は

  • 起動時間を5分増やす
  • 待機フレームを1F増やす

の2点である。

よって、調整した新しい起動時間は

2007年10月18日21時6分15秒起動
↓4561F後(76秒後)
2007年10月18日21時7分31秒続きから

となる。
...これで実践してみたところ。

f:id:amuma5:20200705031645j:plain

...問題なく成功。
控え目の5V個体。

この初期seedの見方について、説明している物が案外少ない。
HGSSでも同様の状況は起こりうるので、「わけわからん徘徊位置が発生する」「見当たらないコイン並びになる」などがあった場合は、どんな初期seedが出ているか判断し、そこから問題の対処に繋げることが適切だと考える。

ちなみに

いま書いたズレ調整について、冒頭で紹介した4genSearchなら簡単にズレ調整が行える。

f:id:amuma5:20200705032149j:plain
時間調整

出てきた初期seedと目標の初期seedを入力するだけで、必要な調整を表示してくれる。
1F増やし、5分増やしの部分。
しかし、手作業の調整では必要ないはずだった1年ズラシの調整も必要と出てきていて、ここはよくわからん。

まぁ自分で調整できるように知識を持っていた方がいいのは確実だろう。