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PokeFinderとるいーじしーど/3genSearchによる目標seed検索【FRLG Em 乱数調整】

ヤッピ~amumaです

自分はしばしばFRLG乱数調整をやってるんですが、その際に自分が実践している個体検索のやり方(に近いもの)を紹介したいと思います。
界隈のオタクはやってるっぽいんだけど見る限りあまりメジャーでもなさそうだし、記事やツイートもあまり見かけないのでblue oceanかな?ってね。

これが最高効率かは分からないですが、今までの旧式3genSearchの初期seed総当たりを使うよりよほど効率が良く、検索も高速で終わります。
初期seed総当たり目標総当たりは卒業です。

というわけでやってみよ~

内容的に、既にFRLGやEmで固定シンボル乱数の経験があり、慣れている人向けの記事です。
またツールのバージョンによってこの記事通りに結果が現れない可能性があります。気を付けてください。

<<2021/1/27 るいーじしーどの公開に併せて色々追記しました。>>

準備するもの

3genSearchやるいーじしーどを使用する都合上必須です。
仮想環境やBootCampでも大丈夫なはずですが保証はしません。
Windows8.1以降を想定して話を進めます。(XPとか使ってるやつは阿部寛のサイトでも見てろWWWW)

  • FR/LG初期seedリスト

以前であれば鳥ツールなどを使って自力で収集する必要があった初期seedですが、現在はトノさんという方がFRLG初期版(FR20/LG20)の初期seedを公開してくださっています。
わたしはまだLGしか使ったことはありませんが問題なく使えています。ありがたく使わせて頂きましょう。
pokemon-suki.com
pokemon-suki.com

  • PokeFinder

AdmiralFishさんという方が開発されている、海外製ツールです。UIが英語で苦手意識を持つ人もいそうですが、今回使うのはごく一部の機能なので問題ないです。
3genSearchとは少し違った特徴を持っている有用なツール。macOSLinux版もありますが、上の理由からWin版前提で話を進めます。
github.com

自分はv2.5.4を使っています。

  • るいーじしーど

<<2021/1/27追記>>
2021/1/27にるいーじしーどという新しいツールが公開されました。
本記事において、3genSearchもしくは現状非公開となっている三世代さぽの使用を推奨しておりましたが、seed計算補助ツールにはこちらの使用を強くお勧めします。
mahodoriproject.hatenablog.com

今回本記事掲載に当たって、ツール制作者であるポさんご本人より許可を頂きました。
ありがとうございます。

  • 3genSearch

言わずと知れた神ツール。ありがたく使わせて頂きましょう。
www.dropbox.com

自分はver2.5.3を使っています。特にこちらは旧バージョンと機能が大きく変わりがちなのでバージョンに気を付けてください。

全体の流れ

分かってる人向けにこれから説明する全体の流れを書くと

PokeFinderで目標seedを検索

リストを使って3genSearchで初期seedから目標までを検索

ウオオオオ尾

それから今回、記事を書くに当たって例示として、前期リーフグリーンで臆病5Vサンダーを目標に仮定したいと思います。

PokeFinderの使い方

ざっくり書くと、PokeFinderは目標個体(seed)の検索に使います。
ここで言う目標個体の検索は、3genSearchで普通に検索するような「どの初期seedから~~フレーム経過したら~~な個体が出現する」というものではなく、「欲しい個体の目標seed」を出力してくれます。
この検索がとても速くて便利です。

準備

ReleaseページからWindows用のzipファイルをDLします。
32bit版、64bit版がありますが素朴に64bit版でいいです。
f:id:amuma5:20210126170924p:plain

使い方

適当な場所で解凍したら実行ファイルを起動。
起動するとまずメニュー画面が開きます。

f:id:amuma5:20210126164041p:plain

今回は固定シンボルであるサンダーを狙うので"Gen3 Stationary"を選択。
Stationary画面が開きます。

f:id:amuma5:20210126165411p:plain

真ん中の"Searcher"タブを開きます。

Methodは1のまま。
右の"Filter"内に希望の個体の情報を入力していきます。
ここで特性や性格、めざパタイプのチェックボックスは複数選択が可能なので、同時並行的に調べたい場合や妥協個体がある場合は広く条件を取っておいた方がヒットしやすいです。
ただし、目覚めるパワーの威力でフィルターはできません。

色違いを狙う場合はProfileから自身のセーブデータ情報を登録しておく必要があります。
今回は割愛します。Managerボタンを押せばなんとなくわかる。

f:id:amuma5:20210126170418p:plain

性格Naive(無邪気)にしてしまってるけどTimid(臆病)ってことでお願いします😹
個体値はA抜き5V、もし必要なら他の項目も入力しましょう。

ちなみに話は逸れますが、3世代乱数調整においてA0理想やS0理想はなかなか存在しないです。現行世代で使うなら王冠やミント前提で0位置以外妥協しましょう。
色違い高個体なら逆算してID調整がほぼ必須です。

というわけで入力が済んだら"RNG Info"内のSearchボタンを押すと検索が実行され、結果があれば下の領域に出力されます。
ここから良さそうな個体を選択し、一番左のSeedをメモしておきます。Seed値は選択してCtrl+Cでコピペできます。

f:id:amuma5:20210126172140p:plain

検索結果ではA個体値が一桁のseedが2つあったので、そのどちらかを狙うことにします。

ここまでで目標個体の出現するseedが判明しました。
これを使って、次は3genSearchに移りましょう。

るいーじしーど / 3genSearchでの検索方法

るいーじしーどを用いたやり方 <<2021/1/27追記>>

るいーじしーどの正式公開に当たって、以下に当ツールを用いた計算方法も追記します。
三世代さぽや下で紹介している3genSearchと使い方はほとんど変わりませんが、扱える情報、設定は多くなっています。
初歩的な部分は以下の3genSearchに関しての部分を見てください。


初期seedのテキストボックスにseedリストを一つずつ改行してコピペします。
この時3genSearchだとテキストボックスの文字数制限のせいで5461個分のseedしか入力できませんでしたが、三世代さぽやるいーじしーどの場合は1万個以上のseedもそのまま入力できます。
要するに、公開されている初期seedリストに掲載しているもの丸ごと全てコピペして計算できるというわけです。地味なポイントだけどここがとても便利。

補正は、キー入力による初期seed変化を行う場合の項目です。
キー入力を行わない場合は「0~0」で問題ないです。

キー入力について、いま公に分かっているものだと前期でセレクトを入れると出現する初期seedが-1の値になる、というものでしょうか。
ちなみに厳密には、「日本版前期LGで設定がLRの場合にセレクト入力で-1になりやすい(気がする)」らしいです。近々自分もやってみたいです。

というわけで、今のところ観測できる範囲で実践活用されているのは-1にするやり方くらいなので、それを考慮するなら範囲を「-1~0」に設定する形になりますね。
これをすれば、-1をした場合と変動なし(0)の両方をまとめて計算できます。

ここが三世代さぽや3genSearchと最も大きく異なる点でしょうか。初期seed変動ができると今まででは厳しかったものが簡単に出たりするのでとても嬉しいです。
キー入力の更なる開拓に期待(他力本願)。


消費数はメンタルが許すまでの適当な大きい数字を入れておきましょう。
メンタルが~と言ってもテレビがあるので、カンスト値の99999999とかでも大丈夫です。

計算結果の表示順については、基本的にはデフォルトの全目標seed昇順のほうが使いやすいと思います。
かといって目標seed毎昇順も無駄機能ではありません。
目標seed毎にクラスタリングした上で消費数の昇順にソートしてくれているので、例えば複数個体(6Vと5V、めざパなど)を一気に計算したい場合は調べやすくなる機能だと思います。

正しく結果が出力されれば以下の通りになると思います。

f:id:amuma5:20210127204716p:plain

f:id:amuma5:20210127204728p:plain

あとは得られた結果から、いつも通りに乱数調整を行えば大丈夫です。
3genSearchに行きましょう。

3genSearchを用いたやり方

3genSearchで固定シンボルの乱数調整をする場合、普通なら"固定"タブを使いますが、今回はまず別のものを使います。
"その他"タブ内にある"初期seed検索"を開きましょう。

計算したい初期seedと目標のseedを入力、許容できる範囲のフレーム幅を入力して計算を実行します。
当然フレーム幅は小さすぎると結果が出ません、FRLGならテレビ使用も視野に入るのでデフォルトのままでいいと思います。

このツールを使用することで「入力された初期seedから~~フレーム経過すると目標seedが出現するか」が分かります。

f:id:amuma5:20210126173811p:plain

あとは得られた結果から自分のやりやすそうなもの(主に待機フレームが小さいもの)を目標に定めて、いつも通り乱数を実行しましょう。
目標個体を出すために、どの初期seedから何フレーム待機すればいいかはここまでで分かったと思います。
フレームの調整にはいつも通り"固定"タブを使ってください。

上の画像が臆病5Vの検索結果ですが、一番上の「初期seed:37BB,待機フレーム:117132F,目標seed:F9D472B7」が狙いやすいんじゃないでしょうか。
F9D472B7だとA個体値が最低の7ではなくなってしまいますが...

この辺は教えテレビ乱数調整ができるかどうかにも拠ってくると思います。

ちなみに...蛇足さん

初期seedリストについて

トノさんが公開してくださっているseedリストですが、よく見ると抜けているセルがちらほらあり、そのままコピペして3genSearchに貼り付けるとエラーを吐きます。
なので抜けているセルの部分は全て詰めてコピペする必要があります。

ここでお勧めのやり方は、リストの内容をテキストファイルに保存しておくやり方です。
自分は効率的にこの辺をやるために、あらかじめエクセルのリストから隙間を詰めたものをテキストファイルに保存しています。

テキストファイルを開いて"Ctrl+A→Crtl+C"で一気に3genSearch等にコピペできます。

しかしながら3genSearchに実装されているテキストボックスでは4桁表記のseedでは5461個分しか入力できません。(いや現時点で十分すぎるんですけどね)
なのでわたしはステレオとモノラルそれぞれを2つに分割して、テキストファイルを保存しています。

その初期seedがどの設定で出現するのかを確認したい時や乱数調整を実際にやる中で初期seedのズレを調整したい時は、元データのエクセルシートから検索しています。

f:id:amuma5:20210126180655p:plain

こんな感じ

ツールについて

ここまで説明しておきながら、実は私自身は3genSearchを使っていません。(は?)
PokeFinderまでは同じですが、初期seedから目標seedの計算はもっぱら三世代さぽの方を使わせてもらってます。

現在はツールは公開停止してしまっているので今回は紹介しませんでしたが、近い機能をより自由度高く使えるので自分はこっちを愛用しています。
キー入力による初期seedズラシにも若干対応しており、初期seedの曖昧検索ができます。(もちろん計算時間は大きくなりますが)

もし公開停止前にダウンロードしてる人がいたらこっちでもいいと思いマフ。

と思ったらポさんがるいーじしーどを公開してくださった。感謝です!!!マフ。


ではおしり。