この記事はPokemon Past Generation Advent Calender2023の59日目の記事です。
2023年末、ついに3DS用の自動化キット的な基板が登場しました。
今回はそれの導入方法をおさらいと、自分なりにやり方まとめてみたよって記事です。
こういうのはいくつあっても困らんですからな。
どこで手に入るの
製作者のメイユールさんより、boothにて直接購入できます。
なおboothで購入しなくとも、わかる人は上に貼ったgithubのページで公開されている基板データ及びBOMから自分で基板の発注をすることも可能です。
JLCPCBでの購入方法がgithubに掲載されています。
とはいえ最小ロットもあるし、一個でいいなら普通にboothで買うのが丸いと思うよ~
どうやって組み立てるの
製作者のメイユールさんが導入手順を自身のgithubページで公開しています。
github.com
偽トロ基板と一緒に入れる際の注意点なども細かく書いてあるので、基本的には悩むことはありません。
わからないなら辞めておいたほうが良さそう。
実際に自分でやってみて
フレキの実装はめちゃくちゃ簡単。
各テストポイントにフレキの対応個所をハンダ付けするだけ。
まぁ無難にやるだけならミスることはなさそう。
手こずるというか、面倒なのはシェルの加工の方かも。
各加工ポイントごとにこの辺意識したら綺麗にできそう~ってのをまとめるよ
液晶側シェル
十字キー横のシェル壁面に沿ってついてる突起を全てニッパーで切ってしまう。
できればリューターで綺麗に整えられると良い。
これだけではType-Cのコネクタとちょっと干渉してしまうので、淵側の溝に合わせた高さ分カットする。
高さがシビアなのでデザインナイフとリューターで調整すると良い。
ここの幅はシェル壁面の突起、下から2番目~4番目の幅分を切除するとちょうどよさげ。
背面シェル
左下の辺りを結構大胆に切り落としてしまう。
ちょうどQingpiの基板が干渉する部分になるので、リューターで綺麗に整えておくのが良い。
Type-Cコネクタの穴は高さ的に結構干渉するので、思い切り大胆に切ってしまってよい。
どうせバッテリーカバーで隠れる部分なので、バリさえ残っていなければある程度雑でも大丈夫。
実際に基板に取り付けた状態であてがってみて、どの位置に穴を開ければよいか、干渉しているところがないか確認しながら進めるのが良い。
上の画像は一見干渉していないように見えるが、Type-Cコネクタの高さが足りていないのでこの後大幅に切り落とした。
コネクタ側から見て、奥行的に余裕がありちゃんと固定されない、という理由からメイユールさんの取付方法の中ではパテで壁を作る方法が示されていた。
面倒だったのでスポンジで高さ上げと壁を作った。これでもちゃんと固定されるし楽。
それと写真を撮り逃してしまったけど、Qingpiの基板を固定と高さ上げする目的で、本体基板との間に100均の粘着ラバーを少量挟んでいる。
固定方法が挟み込んでいるだけなので、この辺の工夫が適宜必要。
とはいえ今回の方法で全然動かんので大丈夫そう。
バッテリーカバー
背面シェルに幅と位置を合わせてカットする。
内側をリューターで深めに削っておくとよい。ここの加減は実際に組み上げながら調整する。
というわけで
完成です。
実際に動かしている様子がこちら。
メイユールさん( @U_1F992 )が開発されている3DSLL自動化基板の「Qingpi」を実装しました。
— amuma (@mmamumamm) January 28, 2024
外部コンで操作できる喜びを噛み締めています…
偽トロも入れて疑似据え置き3DSにしたい pic.twitter.com/7P7NNtpwIA
Qingpiはぼんじりさんが開発しているNX Macro Controller2での操作に対応しています。
動画ではNXMC2に実装されている外部コン操作機能を使って、DirectInputコントローラーで3DSを操作している様子です。
入力遅延もあまり無いように感じます。プロコン(firebird)で3DS版スマブラfor遊べました。
これで3DSが自動化できるようになったので、4~7世代、2世代(VC)が自動化できます。
試しにDPtのID調整か固定乱数でもやってみようかな。
もしフォロワーで実装作業代行してほしい人いたら声かけてください。
おしり。