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DS Liteのシェル換装で遊ぼう

こんにちは、amumaです。

この記事は「video game HARD MODDING Advent Calendar 2019」一日目の記事です。ギリギリになっちゃいました。

adventar.org

Advent calender記事とか言いつつ前に書いたこの記事のもっと詳しくな感じ。

DSLiteシェル換装について

最近シェル換装とか流行ってますよね。GBAGBASP、switch...巷ではドリキャスの換装シェルも売ってたりします。
この記事はその中でも比較的マイナー(多分)な部類に入るDS Liteのシェル換装を少し紹介させてもらいたいと思います。マイナーって、そもそもシェル換装自体がマイノリティなんだよな。

[シェル換装とは??]
ゲーム機のガワ(シェル)を別のものに交換してしまおうというものです。中華通販等で買えるシェルに交換したり、別カラーのシェルとを合わせたりしてオリジナルデザインのゲーム機を組むことができます。

完成形

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完成形

うまくできるとこんな感じになります。違法感がいいですね。      

準備

  • +ドライバ
    一般家庭に普通にあるやつでいいけど、かなり細いものが必要。ホームセンターなどで精密機器用の細い+ドライバは簡単に手に入ります。500円くらい。

  • Y字ドライバー
    任天堂系の分解には必須級のドライバー。ホームセンターで500円くらいで買えます。メガネドライバーって名前だったりすることもある。

  • DS Lite素体
    ハードオフで500~1000で手に入るジャンク品でよい。どうせ外身交換するので汚くていい。ただし動作は確認しておこう。 f:id:amuma5:20191201204447j:plain

  • 換装シェル
    アリエクスプレスなど中華通販で簡単に買えます。メルカリは転売なのであんまり美味しくないです。 f:id:amuma5:20191201205512j:plain

分解

f:id:amuma5:20191201205721j:plain 裏側からネジをすべて取る。ゴムの下やバッテリー裏にも隠れているので注意。

f:id:amuma5:20191201205802j:plain 基板にアクセスできたら左真ん中辺りにある+ネジとWi-Fiアンテナ線(黒)、マイク線(白)を外す。LRボタンもここで外すがスプリングや杭をなくさないよう気を付けよう。
また黒いアンテナ線はDSカードスロットの下をくぐるように配線されているので、少しずつくぐらせながら外す。

f:id:amuma5:20191201205834j:plain 基盤が外せた様子。インジケータランプの所を止めているネジ二本を外し、インジケータユニットを外す。
またフレキケーブルも切れ目のところから外し、下半身液晶側のシェルを外してしまう。

f:id:amuma5:20191201210006j:plain うまく外せればこんな感じ。パーツをなくさないようにして次は上半身の分解を行う。

f:id:amuma5:20191201204627j:plain 四隅にあるゴムをカッターとかヘラを使って外し、下に隠れているネジを外す。シェルを平行にスライドするようにして外す。

f:id:amuma5:20191201204637j:plain ヒンジ部分のフレキケーブルは丸めながらヒンジ部分を通す。結構難所。

f:id:amuma5:20191201225939j:plain ここまでで分解は終わり。必要な内部パーツ。

組み上げ

今までと逆の手順で組み上げていく。

f:id:amuma5:20191201204753j:plain 分解時に苦労したフレキケーブルもまた丸めた状態で通すとよい。Wi-Fi線、マイク線も画像の通りフレキと一緒に丸め込む。

f:id:amuma5:20191201231204j:plain 画面など配置した様子。右スピーカー(画像左)の配線が不安定なので気を付ける。線を噛んだりしないよう気を付けながら、スライドして蓋を閉める。

f:id:amuma5:20191201231328j:plain 完成図。

f:id:amuma5:20191201204844j:plain ここでヒンジを取り付けるが、ゴム部分に向きがあるので注意。

f:id:amuma5:20191201204305j:plain 通信インジケータのヒンジ部分を、下半身画面側とネジで止める。少し歪んでいるのが気になるかもしれないがネジ止めすればまっすぐになるので問題ない。
ボタンやボタンゴムもここで入れておく。

f:id:amuma5:20191201204212j:plain フレキケーブルも丁寧に通す。苦しめられるフレキケーブルに工夫を強いられるのもここまで。

f:id:amuma5:20191201205402j:plain ボタンの入れ忘れや、ボタン接点の清掃など済ませたら基盤を取り付ける。ネジ一本で止まっているので心許ない気もする。
ここでDS Liteの最難関、カードスロット下にWi-Fiアンテナを通すところになる。
そのまま分解時と逆の手順で通ればいいが、高確率で途中のどこかしらのチップで引っ掛かってしまう。前回は問題なく通ったものの、今回は全く動かなくなってしまったのでカードスロットを止めている足の部分のはんだを融解させて、スロットを持ち上げながら通した。この手順を行う時はスロット足を再度戻すときに基盤としっかり接地しているか気を付ける。浮いているとシェルがうまくしまらず、ゲームカードを傷つけてしまう可能性がある。

写真に撮り忘れていたが、あとはLRボタンを刺して蓋を閉めて終わり。ここでLRボタンのスプリングの問題ですぐに固定の爪から外れてしまうので、蓋部分を抑えながらまっすぐにネジを止めていく。

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ネジ止め、バッテリーを装填して問題なく起動すれば終わり。空ダンとかFF3とかクロノトリガーとか似合うよね。

色々難易度の高いポイントはあれど、専門的な器具や技術も必要としないので初めての人でもやりやすいんじゃないでしょうか?興味のある方はぜひ試してみてください!