こんにちは、amumaです。
この記事は「video game HARD MODDING Advent Calendar 2019」14日目の記事です。あけましておめでとうございます。
起動しないカートリッジ
ハードオフなど中古ゲームショップ店でよく見かける「裸ソフト」。要するに箱説などがないものを裸と呼ぶんですが、前所有者も箱に入れて仕舞っていたわけではない物がほとんどで、保存状態が悪いものがほとんどです。
「ジャンク箱の裸ソフトは動かない。」よく聞きますよね。
でも実は、この「動かない理由」のほとんどはただの接触不良だったりします。
「修理」とは大袈裟にありますが、カートリッジの清掃を少し紹介したいと思います。
今まで100本以上はカートリッジ清掃をしてきていますが、ほとんどは5分ほどの清掃で正常に動くようになります。
必要なもの
- 綿棒
- ドライバー
これは修復したいハードに依ります。詳細は下記。
- シール剥がし
100円ショップで買えるやつで十分です。
- 接点復活剤
接触部分の清掃に使います。自分はこれを使ってます。
売り上げランキング: 491
手順
・ 分解
ネジを外すだけで簡単に基盤までアクセスすることができます。ファミコン以外は。
もちろん基本的に接触部分の清掃のみをココでは紹介しているので分解しなくても事は足りるのですが、分解して中から丁寧に清掃したほうが接触部分も隅なく綺麗にできます。
ゲームボーイアドバンスはY字ネジが使われているので準備も簡単ですね。
Y字ドライバはホームセンターでも入手できます。
売り上げランキング: 1,046
NES(海外版ファミコン)、スーパーファミコン、ニンテンドウ64、ゲームボーイ、ゲームボーイカラーのソフトは特殊ネジが使われています。
任天堂のカートリッジはφ3.6mmの六角ラインヘッドネジが使用されています。インターネットを調べると「マイナスドライバーでこじ開けた」などの記事が散見されますが当然お薦めはできません。
安物であれば¥500~くらいで購入できるのでちゃんとドライバーを購入することをおすすめします。
ちなみにSFC、N64、GCにも似た形状の六角ラインヘッドネジが使われていますがこちらはネジのサイズが全く違うので気をつけましょう。
自分はこれ↓を使ってます。
売り上げランキング: 4,006
ファミコンが一番難しいです。
シェルがネジではなく爪のみでハマっており、この爪がかなり厚手でなかなか分解できない。その上30年もののプラスチック前提の勝負なので、分解をするときは爪を折ること覚悟で挑みましょう。
ファミコンに関しては、自分の場合は面倒なので分解せずに横着して清掃のみ行っています。分解したときほど綺麗にはならないけど。
・ 清掃
肝心の工程。物によっては中にホコリが入っていたり、小さい羽虫の死骸があったりするのでエアダスターなどで飛ばす。
上に紹介した接点復活剤を接触点に少し垂らし綿棒でゴシゴシ拭いていく。汚れが綿棒につかなくなってきた(黒くならなくなってきた)らだいたい大丈夫。
・ 元に戻す、動作確認
分解したときと逆の手順でもとに戻しましょう。実際に起動してみて、動作確認ができれば完了。
黄ばみに関して
漂白剤 & LED
漂白剤は海外の修理系動画とか見てるとよく「hydrogen peroxide(過酸化水素)」という名前で出てきますね。
黄ばみを綺麗にするならこれを使います。暗所を作る必要があるので準備が必要なのと、自分はココまでやったことはないので今回は省略。時間がかかるのとラベルシールに気をつけましょう。
ただこれをしっかりやれば、ほとんど元のきれいな状態まで戻すことができます。