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Analogue Pocketの新情報

こんばんは。amumaです。

日本時間で2020年7月28日深夜0時ちょうど、Analogue社公式Twitter上で同社新製品の"Pocket"に関する新情報が公開されました。

ゲームハードとカスタムGBAをこよなく愛するamumaのいま最注目ハード、その新情報に泣きました。(泣いてない)

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日本語に訳しながら見ていきましょう。



公開情報(時系列順)

これまで2020年内予定、としか明かされていなかったPre-Orderの日付が
2020年 8月 3日 am8:00(pst)

に決定。
日本時間にすると
2020年 8月 4日 am0:00(jst)

ですね。夜中。

発送は2021年5月、一度の注文に2点までだそうです。


Pocket本体と別売りのドックに細かなデザイン変更がありました。
本体の「Start」「Select」「Home」の三ボタンが下部中心に位置する形となりました。

またドックには安定性向上のために、本体を置く部分にくぼみができました。
これまで公開されていたビジュアルでも、TypeCのコネクタが壊れそうだなと感じていたので良いアップデートですね。

比較のために旧ページに掲載されていた以前のデザインが分かる画像を置いておきます。


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画像を見ると3ボタンは右下に位置していました。

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以前のドックでは下部のTypeCコネクタに接続すると支えがなく、かなり不安定な印象を受ける形状をしていました。


スリープ機能の実装。
ゲーム中に電源ボタンを押すことでスリープモードに入ることができるようです。当然スリープモード中は消費電力を抑えることができます。
またスリープ状態から復帰したい場合はもう一度電源ボタンを押すだけです。

現行のGBAマジコンなどでもスリープ機能は実装されていますが、より自然に、安定的に利用できそうですね。


ドックモードでは4つまでの無線・USB優先コントローラに対応するそうです。
無線コントローラは2.4GHz帯のBluetooth規格に対応しています。
今回記載はないですが、Analogue社は8bitDo社製コントローラを別ハードでも公式対応させるので、8bitDoのコントローラは使用可能と見て間違いないでしょう。



今回初情報として、Analogue Pocketオリジナルの通信ケーブルの存在が発表されました。Pocket同士の通信に対応、最大4人までを対応するそうです。

以前の情報の中では「通信機能はサポートされる」とだけ記載があったので純正品等が使えるものと思っていましたが、今回のツイートではPocket間の通信機能と限定的な書き方をしています。
下部のコネクタの形状を見る限り純正と同様のものではありますが、なんとも分からないです。

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...が
周辺機器の販売ページを見ると「Pocket to Pocket Link cable」(通信ケーブル)のところに気になる記載がありました。

This cable is compatible with all original GB, GBC, GBA systems except for 1st GB.

Analogueから販売される通信ケーブルは、初代GB(DMG)を除く純正のハードとも互換するそうです。DMGは通信コネクタの形状が異なるので当然ですね。
この記載があるということは、Pocketで純正のケーブルを使うのも可能性はありそうですね。


色々な周辺機器の情報が公開されました。
これまではドックしか公開がなかったのと、今までのAnalogue製ハードは全て据え置きだったので周辺機器は気になるところでしたが、必要最低限は揃っており安心できましたね。

ハードケースは持ち運ぶ際のケースということなんでしょうが、うーん...どうだろう...
単純に2枚のハードカバーで挟んで被せているだけというのがあまりスタイリッシュとは言えず、お弁当箱みたいだなという感想です。


nano loop等のチップチューンについて新しく言及がありました。
別売りでMIDI INケーブル、Analog SYNCケーブル、MIDI TypeAケーブルが販売されるそうです。PCやシンセサイザー等の機器とPocketを接続することで、その機器でNanoloopが使用できるそうです。

また画像の中ではコンパクトシンセサイザーのOP-1が出ています。
相変わらずカッコいいですねOP-1は...惚れる...

teenage.engineering


ディスプレイについての言及。中の液晶のことではありません。
外側のガラスはゴリラガラスを使用。また1.5mm厚さのガラスを使用することで強度も実現しているそうです。
ゴリラガラスは透明度の高い高級志向なガラス素材ですので、より鮮明にゲームプレイができそうです。


携帯機に最適化されたディスプレイも強みの一つになりそうです。
調整可能なリフレッシュレート、また表示領域はユーザーで360度回転するよう設定できるようです。
正直個々の機能はかなり限定的な使用になりそうですが、LYNXNGPにおいて縦持ちで遊ぶゲームが一部あったかもしれません。(わたしは縦持ちゲームはWS等でしか知りませんが...)


新機能として、「オリジナルディスプレイモード」というものを実装するそうです。
GB、GBCGBAそれぞれのオリジナルのディスプレイ仕様を再現した状態でゲームプレイができるそうです。ツイートで言及されている中では、応答速度までもオリジナルを再現できるようです。
添付の画像を見る限りかなり再現度が高いので期待大ですね。


4300mAhバッテリーが実装されるそうです。
6~10時間のゲームプレイ、スリープ状態であれば10時間以上駆動可能。
現状、最も綺麗にGBシリーズをプレイできるIPS仕様のGBA等での大きな課題は、その消費電力量です。
大幅に上昇した電力量に、リポバッテリー化改造など様々な工夫がなされていますが、Pocketはその心配が必要なさそうです。ここはIPS GBAとの大きな差別化できる点になってくると思います。


GB Studioと協力の上での動作対応。
ゲームプログラミングの知識がなくとも、GUIで簡単にオリジナルのGBゲームが作れることで有名な開発環境「GB Studio」と協力の上、ユーザが開発したロムをPocketで起動できるそうです。
GB Studio側で開発したゲームを「.pocket」の拡張子で保存し、Pocketに挿入するmicroSD内に保存することで、そのゲームを実行できるそうです。

www.gbstudio.dev

GB Studioはエミュレータでの実行を前提としたものという認識でしたが、この機能もとても面白いです。
興味もあったので、これを機会にGB Studioでも遊んでみたいですね。


FPGA開発者向けのデベロッパープログラムが始まりました。
専用ページに登録し申請をすることで、Anaogue社から選ばれたデベロッパーには一年間無料でfpga開発環境が与えられるそうです。
詳しくは以下を参照ください。

developer.analogue.co


おわり

ひとまず今回発表された情報は以上でしょうか。
通信ケーブル周りなど気になる点について、より深く言及がされたように感じます。

Pre-Orderで本体を1台購入したいと考えています。また追加の情報が楽しみですね。