こんにちはamumaです。
しばらくブログ更新してなかったね、アムマー*1のみんな、ごめんな。
さて月日が過ぎるのも早くもう2023年3月。
3DSやWiiUでコンテンツ購入ができるタイムリミットも差し迫っており、各社追い込みのセールも始まりました。
そんな中、ポケモンオタクに特に買って欲しいソフトがあります。
それが・・・
『Pokemon Yellow Version』
海外版ピカチュウの特殊性についてちょっとだけ紹介したいと思います。
くどいですがもう一度書くと、今回のお話はあくまでも「海外版」の話になります。
海外版ピカチュウは少し特殊な仕様になっています。
というのも実は海外版VCのピカチュウ、
「ゲームボーイカラー」仕様になっているんです。
みなさんもご存じの通り、日本版ピカチュウVCは白黒のGB仕様です。
上に画像を貼りましたが、海外版においてもピカチュウ版は「ゲームボーイ向けソフト」として発売されています。
ですが実のところ、その中身はゲームボーイカラー共通ソフトとなっています。
「いや、なんか勿体付けて言ってるけど実機版をカラーに刺して遊んだって色付きで遊べるじゃん、そういうことっしょ」
と突っ込みを受けそうですが結構違います。
この辺は実際に写真を見てもらった方が早いので、比較写真を作りました。
実際の起動画面の比較
左から日本版VC、日本版実機のGBC起動(GBASP)、海外版VC(北米)になります。
タイトル画面
ステータス画面
海外VCの場合、HPが満タンの時はゲージの色が緑になります。
戦闘画面(ポケモン)
戦闘画面(トレーナー)
街と水辺(トキワシティ、ハナダシティ)
道路(1番道路、5番道路)
トレーナーカード
本来GBの白黒ソフトをカラーで起動した場合、そのソフトに準じたカラーパレットが適宜割り当てられます。
このカラーパレットは、ブートロゴ中に任意のAB十字キーを入力することで変更することができます。
こちらについて詳しくは以下のブログにまとめられています。
rockn69.blog54.fc2.com
こちらのブログに準じると、実機の日本版ピカチュウをGBC,GBAで起動した場合、デフォルトで割り当てられるカラーパレットは↓+Aで適用できる「黄色系、明るい(赤)」のカラーパレットになります。
上に上げた実機の写真を見返してもらうとわかると思いますが、戦闘画面、マップ画面問わずすべての画面で黄、赤しかカラーが使われていないと思います。
一方で海外版の場合、基本仕様としてはシーンによってカラーパレットが自動で切り替わる仕組みになっています。
こちらについてはまずは以下の動画を見てください。
youtu.be
開始位置設定しているのですぐに見れると思いますが、マサラタウンから1番道路に入りマップが切り替わった途端、青系のカラーパレットから緑系のカラーパレットに切り替わりました。
また洞窟のシーンでは濃い赤のパレットなども使われています。
この切り替え機能によって、シーンによって色の雰囲気を変えることができています。
それだけではありません。
特に戦闘画面、ステータスゲージの緑などが顕著だと思いますが、実機カラーとも違い2色以上の色が使われています。
実機GBCではステータスゲージも状況に関わらず単色、ポケモンの色もカラーパレットに準じた色しか使うことができていません。
一方で海外版ではHPの残状況による色の変化、ポケモン一体一体の先ほど載せた動画を見るとよりよくわかりますが、海外版ピカチュウの場合ポケモン一匹一匹でしっかりと着色がされています。
つまり、GBソフトをカラーで起動してカラーパレットを単純に変更しているのとは違って、それぞれのマップチップで多色を使っていることがわかります。
これは本来のGBCカラーパレット変更では不可能な機能になります。
ソフトの仕様をカラー共通とすることで、GBCソフトとして動かしているからこそのグラフィック表現です。
まとめ
このように、本来GBで発売されているタイトルをローカライズするに当たってGBC用に仕様変更している、
という例は僕はこのピカチュウ以外ほかに知らないです。
ここからは僕の予想ですが、発売年数的な問題でこんな変な仕様になっているのではないかなーと思いました。
日本版ピカチュウが発売されたのが1998年9月。ゲームボーイカラーが発売される約1ヵ月前でした。
当然まだカラーが発売もされていない中で、GBソフトとして発売するのは当然ですよね。
一方で海外向けに発売されたのは最短で一年後の1999年。北米とオーストラリアで発売されました。
しかもヨーロッパ版のローカライズはさらに遅れ、2000年6月の発売。
日本版の発売から1年半もの期間が空いています。
とっくに金銀も発売されているどころか、その半年後にはマイナーチェンジ版であるカラー専用のクリスタルも発売された年です。
なお、ゲームボーイカラー本体は国内と海外の発売日は1ヵ月ほどしかラグが空いていません。
近年と違って海外発売までに大きなラグがあったとはいえ、発売から十分に時間が経っているGBCに仕様を合わせた方が
ユーザーエクスペリエンス的に都合がよかったと考えるのは自然なことではないかと考えてしまいます。
さて、少し話が逸れてしまいましたが海外版ピカチュウは普通とちょっと仕様が違うよという話でした。
こんな特殊なGBCソフトのVCが買えるのもあと少し。
海外版の3DSを持っている人は検討してみてはいかがでしょうか?
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tok