こんばんはamumaです。
最近はハードカスタムも色々考えたりしていますが、特に強く興味を持っているのがゲームハードの漂白、いわゆる「レトロブライト」というやつです。
とりあえず一回試しでやってみたので、今回はその反省の記録です。
次回に活かすための自分用メモなのでやり方指南ではないです。
結果から。
体感的には4割成功といったところです。漂白自体は実現できました。
手順など
今回行ったことの手順としては
- 前面ラベルを剥がす。(失敗)
- 中性洗剤で水洗い
- 透明容器に酸素系漂白剤(過酸化水素を使用したもの)と漬け置く。
- 容器にUVテープライト(ブラックライト)を巻き付け、さらにその上からアルミホイルを均等に巻き付ける。
- 12h~24h放置する。
今回、透明容器は家に余っていたおそらく100均で買った蓋付きの収納用プラケースを使用。
また酸素系漂白剤には、これまた家に余っていた手間なしブライト(400ml - ライオン)を使用しました。
結果
- 前面シェルについては概ね漂白できたものの、側面は黄ばみが残ってしまいムラができた。
- 背面シェルについては、概ね失敗。漂白前よりはやや本来の色を取り戻したように見えるが黄ばみがなくなったとは言えない。
- 左側面が少し赤茶けたような色に変色し、ムラができてしまった。
- 背面の注意書きラベルが修復不可能な大きいダメージを負ってしまった。
左:風来のシレン(新品) 右:検証素体(漂白後)
- やはりほとんど本来の色を取り戻すことができているように思う。
左:風来のシレン(新品) 右:検証素体(漂白後)
反省
- ラベル剥がしにまず失敗した。
最初のラベル剥がしで失敗。
シール剥がしとドライヤーを併用して行ったがシール部分を傷つけてしまい、綺麗に剥がすことはできなかった。
SFCカートリッジのタイトルラベルは大きく分けて二層構造になっている。
タイトルのイラストが印刷された紙のシールが下層にあり、その上におそらくポリスチレンと思われるラミネートフィルムで保護してある。
この紙シールが経年劣化により簡単にダメージを受けやすく、綺麗に剥がすことがかなり難しいと感じた。
背面ラベルの失敗も踏まえ、今後は剥がす/そのままではなく保護する方向で考えていきたい。
↓ラベルシールに関する資料
www.netlabels.co.jp
- 漂白剤の量が足りない
今回容器が小さいもの、漂白対象もハードではなくカートリッジということで400mlの漂白剤をしたが量が全然足りておらず、完全に浸すことができていなかった。
急の対応としてラップでくるみ保湿を行ったが、そのせいで光が均等に当たらない&均等に漂白剤が浸かっていない状態になり漂白ムラに繋がった。
- 手際が悪い
最初なので仕方ないがライトのセット等の手際も良くなかった。綺麗に蓋を収めるのをうまくやっていきたい。
- テープの固定
今回巻き付けるテープライトの固定にガムテープ(紙製)を使用したが失敗だった。
放置し終えていざ開けようとしたところ、ガムテープのノリがライトの熱で溶け、容器がベタベタになってしまった。
またガムテープが一部ライトの光を遮ってしまっていた点も気になった。
- 時間不足?
海外のレトロブライトに関する動画等を見ていると大体12~24hが漂白剤に漬けておく時間と書かれていた。
前面シェルなど比較的状態がよかったので今回は16時間ほど放置していた。
今後はしっかり24時間~程は漬けておきたい。
また、それを考慮して睡眠時間と漬け置きの時間ができる限り被らないよう注意するべきだと感じた。(UVライトの光が寝る時に邪魔なので)
- 漂白剤の容量不足、強度不足
漂白剤の使用量については完全に誤算だった。金額も高価なものではないので、業務用のものを準備して次は挑みたい。
また今回は手間なしブライトを使用したが、より強力なものを使いたい。
e.g.)ワイドハイターEXパワー、ブライトSTRONG等
- 理想的な光反射
上のテープによる光の遮断も含むが、より均等に光を当てることに手間を割きたい。
容器の加工についても検討価値あり。
以上を踏まえ、第2回に向け復習をしていきたい。
レトロブライト道は続く...